元祖平野屋(平野屋煎餅店)

江戸時代、売れ残った団子を伸ばして焼いていた煎餅に目をつけた創業者の善次郎(当時10歳)は、母とともに煎餅を作り、籠をしょって千住の近く平野(現足立区平野)より吉原遊郭へ売りにいったところ評判となった。
そのご、煎餅を専業で作るようになった。江戸のころは、瓦煎餅のような甘い味と食感だったが、明治になってから「塩せんべい」とも呼ばれ、うるち米を使ったパリッとした食感で、甘くない煎餅が誕生した。

戦時中は名古屋へ疎開していたが、戦後の昭和21年の秋に今の場所へと移り住んだ。
今の建物は50年ほど前に建て替えた。店主の當麻(たいま)晴雄さんは、分家してから4代目。
夏をのぞき、月・水・金曜の12時頃から店頭で、1枚1枚煎餅を手焼きしている。

人気は善次郎丸。厚焼きの醤油煎餅だ。ほかにのりやごま、ざらめなど煎餅は8種類ある。

元祖平野屋(平野屋煎餅店)/足立区千住4-43
【TEL】03-3881-5701
【営業時間】8:30〜19:30
【定休日】元日、臨時休業あり
【お薦め】善治郎丸70円、黒帯巻65円(※税別)