石鍋商店

千住界隈のいまむかしを
見つめ続ける毛糸やさん

創業は元治元年。現在は4代目の昇さんとその奥様・克江(よしえ)さんが営む。いまの建物ができたのは、先代・竹治さんのときで、大正7年のこと。建物高さは荒川の堤防高に合わせている。明治43年の大雨で荒川が氾濫した際の経験により、商品が浸水時に濡れぬようにとの配慮からだ。築材には、材木の目利きだった先代が選んだヒノキやケヤキなどが使われており、建築費は当時でおよそ1万円也。昔は布団や反物なども扱っていたが、今は毛糸と、克江さんが仕入れる婦人洋品のみ。畳に商品を並べて、お店の人と話しながら選ぶスタイルは、今では珍しい。それでもズラリと並んだ毛糸はどれも確かな品質。「編み心地が違うはずよ」と克江さんは胸を張る。

石鍋商店
足立区千住3-62-1
[TEL]03-3881-2308
[定休日]年末年始
[営業時間]10:30~18:30
ずらりと並んだ毛糸は、100種類以上。用途や希望の色・材質などを伝えて選んで頂こう。奥様の克江さんはもちろん、大手メーカー勤務経験のあるご主人が相談に乗ってくれる。